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関連陳列とは?そのメリットと落とし穴

こんな経験はありませんか?

例えばパスタを作ろうとスーパーマーケットに行って
パスタとパスタソースは買ったけど、粉チーズを買い
忘れたとか。
 

うなぎを買ったけどビン入り山椒を買い忘れたとか。

スーパーマーケットではある程度はデータに基づいて
お客様がある料理を作ろうとする時に何と何を一緒に
に買い物カゴにいれる傾向が高いかという情報を持って
います。

従って種類の違う商品同士であっても買い物の仕方に併せて
同じ売り場に並べてお客様の買い物をよりし易くしている
のです。これを「クロスマーチャンダイジング」あるいは
「関連陳列」とよんでいます。

今までに分析した中では、「ニラとチチ”ミの素」や「ナンプラーと
香草」「かつおのタタキとにんにく・しょうが」といったように、

日持ちのしない野菜や、「つま」「薬味」的なものと、メインの
商品
を一緒に買われる傾向があるようです。

特に脇役ではあるけれどそれがないとしまらないスパイス、
薬味類を生鮮品と一緒に陳列することは、買い忘れの防止
効果も発揮してとてもメリットがあります。

でもここで普段あまり料理をしていない店員さんだと思わぬ
落とし穴にはまります。

それは

「そうか、じゃあカレーの具に必要なじゃがいもと人参、
たまねぎの野菜コーナーにカレールーを並べよう」

とするのです。

これは全く効果を発揮しません。なぜでしょうか?

じゃがいも、人参、たまねぎは、ほとんどのお客様のお家に
すでにあることが多いのです。従ってカレールーと一緒に買わ
れる傾向は高くありません。

このように「家庭内在庫型」商品を把握することが関連陳列
のポイントなのです。

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