まず「ID-POSデータ」は、
「購買情報」「購買データ」「FSPデータ」
「購買履歴データ」などとさまざまな
呼び方をされますが、
基本的には同じ意味です。
すなわち、
リアルな小売業であれば、ポイントカード
や電子マネー会員様が購入した商品の
情報、
ネットであれば、お客様が商品を購入したと
いう情報
を指しています。
この購買履歴は、分析することにより、様々な
お客さまの買い方の実態が分かります。
ただし、お客様の買い方をより正確に把握する
ためには、 「前提」があります。
それは、
属性情報が正しく入力されているか。
ちなみにポイントカードの顧客属性は、通常
カード会員募集の際に、入会申込書に記載
するようになっていますが、
手書きであるため、後でコンピュータに入力
する際に、スーパーの社員の方が読めなか
ったり、読みとりが不可能だったり、
お客様が、生年月日や年齢・年代を事実とは
異なって記入したり(気持ちは分かる部分もあり)、
と正確な情報を取得することが困難なケース
が多く、
年齢や家族人数が「不明」で処理されるデータ
が全カード会員の3割~5割といった企業も
少なくはありません。
元のデータの精度が高くなければ、分析結果も
当然押して知るべし・・・。
お客様の属性データと購買履歴とを併用しての
分析、意外と困難が伴うものです。
それでも、顧客属性情報を正確の取得出来る
仕組みを作り上げるか、
それとも、
その部分は捨て去って本当に正確な情報だけ
を使い、経営に有用な知見に変えていくか、
企業側の戦略が分かれる所です。
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